油彩画の先生は、オーストラリア大陸の先住民族アボリジニの伝統絵画を素材にとった作品でしられるM画伯。この度の個展会場は、M画伯の自宅兼アトリエとの由。
新緑の中、散歩しながら会場へ向かった。


M画伯にお目にかかるのはこれが始めてのこと。
私も絵画が好きだ。
それに加えて、画伯は絵描きになる以前、商売をされていた為、生徒には絵の描き方と一緒に売り方もしっかり教えている。
そんなところに興味をひかれ、思いがけず話しが弾んでしまった。
絵はどうやって売るのか。
その方法論は至ってシンプルだ。
ただ売れる絵を描く。
それだけだ。
私は現代美術には疎いのでよくは知らないが、画伯によれば絵描きは売れるかどうか、という基準では絵を描きたがらないそうだ。
クライアントに迎合するのを潔しとしない孤高な生き方こそが「ゲージュツ家」、ということなんだろうか。
ちなみに孤高の大美術家、千利休の「孤高」期間は晩年のわずか十年。
「孤高」期間に入るまでの数十年、数知れぬクライアントの仕事の積み重ねによって利休は利休になった。
M画伯が教える「売れる絵」。
千利休みたいな、「売れる絵」を積み重ねた画匠の登場を期待したい。

さて、知り合いの初の個展。
M画伯のマーケティング・コンサルタントも奏功してか連日大盛況。
半分近くの絵画が売れたようだ。
本エントリーの冒頭に使わせて頂いた絵も売れたものの一点だが、もし売却済みでなければ私も是非求めたいと思った一点だ。
さて、私はいわゆる「週末起業家」のはしくれだ。
16~18世紀の西洋古陶磁を商っている。
この度、M画伯よりご夫妻の絵画と私の商う西洋古陶磁のコラボ展のオファーを頂いた。
実現するかどうかわからないが、企画を妄想しワクワクニヤニヤしながら帰途に着いた。
近所に住んでいる知り合いで、この5年ほど油彩画を習っているご夫妻がいる。
