本著は、日経MJの人気コラム「招客招福」を単行本化したもの。
いかに売るかという小手先のテクニックなんかではなく、商人の商人たる志を軸として生み出された販促施策の数々。
情緒的感動すらおぼえる、日本各地の商人たちの成功事例の物語は、涙なくしては読めない!(というのは少し大仰か)
成功事例の多くはDMを活用した販促手法によるもの。
その中でも、ある化粧品店の販促の目的と定めている三つの項目とその優先順位。
これを学ぶことができただけでも、この本とめぐり合えてよかったっと思う。
三つの項目を優先順位で並べると
一、顧客との絆づくり
二、教育・啓蒙
三、(最後に)セールス
一、二があってはじめて三が効いてくる。
常識で考えれば全くその通りだが、私のようなせっかちな者は、とかく焦って三につっぱしってしまいがちだ。
気をつけねば。
本著には、他にも様々な販促手法の展開事例・成功事例が紹介されている。
しかし、それらのいずれもが実にオーソドックで、いつも眠い私の眼でさえも覚めるようなものはそれほど見当たらない。
奇を衒った手法を、突然思い出しようにやるのではなく、小さな工夫・改善の積み重ね、「凡事徹底」への評価の積算が、ついにはすごい結果につながる。
といのが、本著で最も学ばせてもらったことデス。
招客招福の法則2 ―商いの真髄がつかめる88の話

