本著の「はじめに」で、ファシリテーションを会議効率化のノウハウとして認識するのは皮相な理解だ、という指摘がある。
何を隠そう私は、まさにこの『皮相な理解』をしていた。(-。-;)
それ故、皮相な私にこんな深遠な本はネコになんとか。
そんなわけで、長らく本著は「積ん読」状態であった。
しかし、ここにきて"チームの再生"などというチト荷の重い役を仰せつかったので、皮相な私もひと皮剥けて、本著を手にとってみた。
組織の活性化、組織変革、改革・・・
耳に心地よいお題目ながら、実際手を付けてみると遅々として進まなかったりするこれら『変わらなきゃ』を、いかに効率良く実行してゆくか。
その為の道具の数々を、本著は紹介してくれる。
本著のとても有難いところ。
それは、それら道具の数々をただ単に横並びにするのではなく、『変わらなきゃ』の実際の現場で、道具をいかに活用したら効果があがるのかを物語仕立てにしてくれるところだ。
読み始めは、横文字の専門用語の羅列に辟易させられっぱなしだった。
登場人物たちが、いちいち横文字の専門用語だけで会話するのだ。
「こいつら、ファシリテーター・オタクか?」などと思ったものだ。
しかし、物語仕立ての展開についついハマってしまううちに、いつしか自分もファシリテーター・オタクになってしまったようだ。
横文字専門用語ばっかしの会話に、すっかり馴染んでいる自分に自分で驚いた。
こんな「ファシ・オタ」ぶりを実際の商売の現場で発揮したら・・・・さぞかしいやがれるだろぉな。(・・;)
ザ・ファシリテーター
