胆だめしに夜墓地を一人で歩く少年は、さも陽気そうに口笛をピーピー鳴らす。すると、恐怖心は口笛で「吹き飛ばされ」、墓地を歩くのがこわくも何ともなくなる。これと同じように、自分のふさぎきった心を口笛で吹き飛ばして、他人までふさぎの巻き添えにしないように気を配る者が、もっといてもよさそうなものだ。楽しそうに振舞っていると、いつか本当に楽しくなる。物事に熱中するのはこの手に限る。仕事にしろ、会議にしろ、面白くてたまらないといった態度でとりかかれば、いつの間にか本当に熱中している自分に気がつくものだ。
デールカーネギー(米国の思想家)